「出産予定日」という言葉の響きから、出産予定日のことを、「普通はこの日に出産します」とか、「この日に出産するのが正常です」という意味に受け取ってしまう人がいるかもしれません。でも、そのような受け取り方は間違いです。出産予定日というのは、あくまでも、出産が予定される“時期”を知っておくための、ひとつの目安の日付けに過ぎないということを理解しておきましょう。

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出産予定日とは

出産予定日は、産婦人科で妊娠の診断を受けたときに教えてもらえますが、自分でも簡単に割り出せます。この割り出しには、カレンダーを使うと便利です。妊娠前にあった最後の生理の開始日(最終月経日)を便宜的に妊娠の始まりの日とし、妊娠期間を280日(=40週)として日付けを追っていき、満280日目が出産予定日ということになります。

ただし、注意しなければいけないのは、この280日が満日数だということです。満年齢を数えるときに最初の年を0歳とするように、最終月経日を0日目として計算しなければなりません。たとえば、今年(2009年)2月1日・日曜日が最終月経日だったと仮定すると、10月8日・日曜日が出産予定日という結果になります。

しかしながら、ここで使用している妊娠期間280日という数値は、国連のWHO世界保健機関が統計上の平均値として定めたものです。月経周期についても、一般的な平均値の28日間を前提としています。月経周期は意外と人さまざまですから、妊娠期間の開始日の設定に誤差が出やすいと言えます。また、もとより妊娠中の赤ちゃんの成長や母体の健康状態などは、個人差が大きいはずです。

このように、出産予定日は、その算出方法に不確定要素が多すぎ、確実な予定日とはいえません。出産予定日は、医師にとっては赤ちゃんの成長具合を判断するための目安となり、お母さんにとっては出産・育児プランのスケジュールを考えるための目安になる、その意味でたいせつな予定日と考えてください。

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