怒らないしつけとは? 子供のしつけ
怒らないしつけとは? 子供のしつけ
怒らないしつけとは、子供が言うことを聞かないときでも、けっして怒りの感情をもって叱りつけたりしないことです。怒りはその対象に対する憎悪の感情の発露ですから、怒りをぶつけられた子供は、まず本能的に恐怖を感じます。
子供のしつけには親子の信頼関係が大切であることを述べてきましたが、特に1歳半くらいまでの乳児期の子供は、親に対して本能的に全幅の信頼をもって接し、心を開いて甘えきっています。それゆえに、好んで親の真似をし、それによってしつけをすることも可能になります。しかし、頼りきっている親の態度に自分への憎しみを感じ、親に対する恐怖心が芽生えてしまえば、その信頼の情も揺らいでしまいます。そして、そのようなことが続けば、やがて子供は親に対して心を閉ざしてしまうことでしょう。
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幼児期に入ってからも、親の怒りが親子の信頼関係を損なう危険性があることは同様です。子供も1歳半以上になると知能が発達し、親のすること、親の言うことの意味が理解できるようになってきます。また、自我も芽生えてきますので、親が怒りを露わにして叱ったときには、乳児期のような単純な恐怖心だけでなく、自分に優しいはずの親が見せる恐ろしい態度を理解できず、親に対する不信感さえ抱くようになってしまいます。
幼児期の子供のしつけには、親子の信頼関係が必要不可欠です。それゆえ、怖い顔をして怒りを露わに叱りつけることはタブーです。怒りではなく、悲しみ(親が涙を見せること)であれば、まだ救われるでしょう。しかし、最良のしつけの方法は、互いの信頼の上に立って、わかりやすく、辛抱強く教え諭すことです。
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