子供部屋は何歳から?

子供部屋は何歳から?

子供部屋は、小学校入学を機に用意する家庭が多いようです。それまでの幼稚園・保育園での幼児教育は、遊びの形で知育・体育を行い、知性・社会性や運動能力などの向上を図ろうとするものです。家庭に帰ってきてからの教育も同様であり、リビングで親とコミュニケーションをとりながら楽しく過ごす中で行われるのが一般的です。したがって、幼児期には勉強部屋としての子供部屋は必要ありません。また、幼児期にあっても、夫婦と子供で寝室を分ける家庭は少なくないはずです。しかし、それは独立した子供部屋というよりも、子供が夜に眠るためと昼間にお昼寝をしたり何か作業をするための部屋という使い方が多いようです。幼児期のお勉強スペースはリビングが一般的です。

しかし、小学校に入学すると状況は一変します。ランドセルや物入れ、教科書とノート・文房具、様々な学習教材など、子供の持ち物が急に増えてきます。また、学習机や子供のための本棚を購入するのも、小学校入学時がもっとも多いようです。小学校で使う教科書や多くのグッズ、それまで買ってもらった本やおもちゃ・スポーツ用品などは、机や本棚とその周辺が置き場所となります。この時に子供部屋を与えることは、子供の成長にとってとても良い機会となります。自分のたくさんの持ち物をいつもきれいに整理しておくことや、毎日学校に持っていくものを自分でランドセルや物入れに入れること、また、リビングのテーブルではなく自分の学習机に向って毎日勉強することを習慣づけることによって、子供の自律心を育むことができます。

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ただし、小学校入学時が子供部屋を与える最適な時期とは、必ずしも言えません。低学年のころは、リビングの片隅に学習机を置いていても、子供が勉強しずらいということはないでしょう。子供部屋を用意すべき最適な時期は、家庭環境によって様々です。しかし、高学年になると、思春期を迎える関係もあって、子供は一人になれる生活空間をほしがるはずです。また、私立中学への進学を希望する場合は、それまでの小学校の予習・復習よりも難しい内容の受験勉強に精神を集中させて取り組まなければなりません。したがって、小学校高学年までには子供部屋を用意した方が良いでしょう。

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