年齢別赤ちゃん・子供のしつけ 0歳、1歳、2歳、3歳

赤ちゃんから3歳くらいまでの子供の成長は、まさに目を見張るものがあります。まず、目がどんどん見えるようになります。生後6ヶ月くらいで視力0.1ですが、そこから視力は急上昇し、3歳までには、約3分の2の子供が視力1.0になります。視力が付けば、親の顔を認識し、その表情も読み取れるようになって、楽しくあやせば笑顔を返してくれるようになります。そして間もなく、お座りができるようになると、それまでずっと横になっていた赤ちゃんにとって、視野が大きく広がります。それによって、視覚的な刺激をたくさん受けるようになります。また、“はいはい”ができるようになると、視界の中に見つけた興味の対象に向かって自分で這って行こうとします。さらに、立ち上がり、よちよち歩きが始まったら、もっとたくさんの視覚的刺激を受けることになります。このように、毎日たくさんの視覚的な刺激を受けることによって、脳の発達が促され、知能の発達へとつながっていきます。

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3歳までの時期は、このように脳が最も急速に発達する時期です。視覚だけでなく、聴覚、触覚、味覚、嗅覚など、あらゆる感覚器官からの刺激に対して、子供の脳は素晴らしい吸収力を発揮します。そのとき、親が見せる行為や口にする言葉も、子供にとって大きな刺激となります。それによって、子供は親の言動を模倣するようになるのです。

3歳までの子供のしつけは、どんな場合にも、この模倣(真似をする)という習性を利用して行なうと効果的です。いけないことをしたときに「だめ」と言って叱るのではなく、「こうするんですよ」という風に親がやさしく手本を見せてあげることです。同じように真似してするようになるまで、同じことを何度でもやさしく話し掛けながらやって見せてあげましょう。

なかなか言うことを聞かないときでも、怒ったり叱ったりしたら逆効果です。自我が芽生える1歳半から3歳にかけては、むやみと叱ることで子供の意識に不信感や警戒心・恐怖心を植えつけてしまい、知らず知らずのうちに心を閉ざしてしまいます。「できるよね」という言い方で、子供を信頼してやさしく導く態度が大切です。

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