ベビーサインとは?〜赤ちゃんとコミュニケーションをとろう!〜


ベビーサインとは?〜赤ちゃんとコミュニケーションをとろう!〜

ベビーサインBaby Signsは、アメリカで開発された、乳幼児と手話やジェスチャーで会話することのできるコミュニケーション手段です。動物や物の姿・形を模倣して表現する方法のほかに、動作や状態を表現することもでき、それらを組み合わせて文脈のあるメッセージを伝えることもできます。ベビーサインによって簡単に意志が伝えられると、乳幼児の言語能力の発達が遅れるのではという疑問が呈されている反面、ベビーサインで育まれるコミュニケーション能力によって、乳幼児の話し言葉の習得に良い影響があるとされています。また、親の育児ストレスが緩和される、親子の絆が深まる、乳幼児の健康・安全に役立つというメリットが指摘されています。現在、日本では、「日本ベビーサイン協会」、「イングリッシュ・ベビーサイン協会」、「生活支援サイン」の3団体(いずれもNPO法人)がベビーサインの普及活動を展開しています。

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ベビーサインは、一見すると、聴覚障害者の手話にとてもよく似ています。しかし、赤ちゃんが使うサインですから、聴覚障害者の手話ほど複雑な表現ができるわけではありません。実際に使用するときは、よく使う単語をひとつずつ手で示すことになります。たとえば、片手の指を開いた口に持っていけば「食べる」、そして、片方の手のひらで頬を押さえたら「おいしい」といった具合です。とても単純なサインなので、赤ちゃんでも覚えられます。

実際の育児シーンでは、赤ちゃんが突然泣き出して、理由が分からずに困ってしまうことがよくあります。しかし、ベビーサインを使うことで、赤ちゃんがお茶を飲みたいときには「お茶」のサイン、外に出たいときには「靴」のサイン、痛いところがあれば「痛い」のサインというように、たった一つのサインで、赤ちゃんの訴えたいことや何がほしいのか、親には十分伝わります。親子のコミュニケーションが深まり、赤ちゃんのストレス解消にもつながって、赤ちゃんの成長にとても大きなメリットがありそうです。ちなみに、2000年に発表されたアメリカ国内の研究レポートによると、2歳のときにベビーサインを使用していた8歳児の平均IQは、一般の8歳児の平均IQ=102よりも12ポイント高い114でした。

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