当サイトでは年齢別子供のしつけ方、正しい褒め方やしかり方などを解説しています。

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子供のしつけ

しつけ(躾)とは、赤ちゃんを含めた子供が、生きていくために必要な様々なルールを知って、それを自発的に実行できるよう教育することです。そのルールとしては、「生活のルール」、「人と接するときのルール」、「集団のルール」、「社会のルール」があります。ちなみに、人間にとって最も大切な生命の大切さを教えるということは、しつけには含まれません。それは、しつけで教えることとは別次元の価値観の教育に属することです。

「生活のルール」には、トイレで用を足すという最も基本的なことから、箸やスプーンを使う、食べ物をこぼさない、汚したら綺麗にする、物をこわさないように大切に扱う、といった日常生活の様々なマナーや立ち居振る舞いが含まれます。

「人と接するときのルール」は、あいさつすることや他人のものを勝手に使わないといったマナーの外に、人の嫌がることはしない、人が困っているときや怪我をしたときは助けてあげるといった、人への思いやりが必要な行為も含まれます。

「集団のルール」は、皆といっしょに行動する、目上の人の言うことを聞く、授業中は静かにするなど、集団の規律を守ることや協調性をもって行動するためのルールです。

「社会のルール」は、公共心に基づく公衆道徳や法律で定められたルールの外に、お年寄りを大切にする、譲り合いの精神といった、社会の伝統や慣習としてあるマナーなども含まれます。

このように、子供のしつけの中身を具体的に見て分かるように、しつけは単に禁則・禁忌(タブー)などのやってはいけないことを教えるものではありません。また、幼児期のかなり早い時期からしつけが必要となることが分かると思います。しつけの良し悪しは、親の心掛け、特に母親の心掛けにかかっていると言われます。少なくとも、赤ちゃんの目が見えるようになって、母親の表情が分かるようになり、母親とのコミュニケーションが始まったとき、あるいは、“はいはい”という自発的な行動が始まったとき、その頃にはしつけを意識して実行しなければならないと思われます。


褒め方と叱り方

子供のしつけをする上で、子供に対する褒め方と叱り方が大切になります。褒めることや叱ることが、親が子供に与えたいと思っている価値観を伝える上で、重要なきっかけとなるからです。

子供を褒めることについては、あまり良い言い方ではありませんが、褒めて機嫌を取るとか、褒めてその気にさせる、褒め上げて言うことを聞かせる、といったニュアンスで受け取っている人が少なくないと思います。確かに、大人でも褒められると、お世辞と思いながらも嬉しくなってしまい、挙句の果てに何でも言うことを聞くイエスマンになってしまうということがあります。子供も同じで、大好きなママやパパから褒められたら、きっと有頂天になってしまうでしょう。しかし、成長するにつれて、子供も親の言葉や態度の裏にある真意やその理由を推し量るようになってくるものです。心のこもっていない褒め言葉は、子供の耳でも、きっと乾いた響きを感じることでしょう。褒め言葉の安売りは、親への信頼や尊敬の気持ちが薄らいでしまうことにもなりかねません。

褒めることで言うことを聞かせるという、子供からの代償を期待するような一種姑息な考え方は好ましくありません。子供が何かいいことをしたり、何かをできるようになったりして褒めるときに大切なことは、子供といっしょになって喜んであげることです。自分のことのように心底からうれしいと思い、それを素直に顔に出すようにしましょう。親の喜びを子供は敏感に感じ取り、子供の喜びや満足感もさらに大きくなります。

叱り方の場合も同様です。子供が間違ったことをして叱らなければならないときは、怒りではなく、残念で悲しい気持ちを面に表わしましょう。親の怒りは、子供の心に恐怖や反発を植えつけます。それをくりかえせば、子供の心は閉ざされてしまい、親心も通じなくなってしまうかも知れません。親が叱らなければならないことは、子供にとっても実は悲しい出来事です。親子でその悲しみを共有しましょう。「叱り」は「怒り」ではなく、「指導」であり「説得」であることを自覚してください。

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